弁護人の役割 どんな立場の人も弁護します

2015-11-17

私たちの弁護活動は、依頼人の社会的地位や立場によって左右されません。
どんな立場の人のためにも最善を尽くします。刑事事件では、逮捕されればニュースで報道される場合もあり、被告人として法廷に立っただけで悪者扱いされてしまうようなケースも多いものです。
しかし、私たちは、どんな立場の人でも、刑事裁判における市民の権利・利益は守られなければならないと考えています。

たとえば、その重要な利益の一つに、「疑わしきは被告人の利益に」というものがあります。
刑事裁判での大切なルールの一つです。刑事裁判では、証拠を検討した結果、常識に従って判断し、罪を犯したことが間違いないと判断できる場合でなければ、無罪としなければなりません。
不確かなことで人を処罰するのは、正しいことではありません。「怪しい」「やってそうだ」程度で、人を処罰するのでは、本当はやっていないのに刑務所に行ったり、場合によっては死刑になる(これを「冤罪」といいます)ような結果が頻発してしまいかねません。
とくに、法廷に立っただけで悪者に見られてしまうような立場に立たされた被告人は、疑いの目で見られがちです。
しかし、そうした疑いの目で罰せられた被告人の冤罪が、後から明らかになるケースが、後を絶ちません。ですから、こうした立場の人たちこそ、刑事裁判のルールが徹底されなければならないのです。

そしてこれは、その当該被告人を守るためだけのルールではありません。
このルールが徹底されることが、私たち市民全体の自由を守っているのです。近年の「痴漢冤罪」問題に代表されるように、刑事事件は決して他人事ではありません。あなたや、あなたの家族が、突然、刑事事件に巻き込まれ、冤罪の疑いをかけられるかもしれません。そんなとき、「疑わしきは被告人の利益に」というルールが徹底されていなければ、冤罪で処罰され、著しい不利益を受けるかもしれません。
今日の彼の権利を守ることが、明日の私たちみんなの権利を守るのです。

私たちが、どんな立場の人の弁護も担おうとする理由は、ここに一例として挙げたこと以外にももちろんあります。
私たちは、どんな立場の人からのご依頼、ご相談も受け付けています。

Copyright(c) 2014 東京ディフェンダー法律事務所 All Rights Reserved.