控訴審の弁護活動 - 1審判決に納得がいかない

2015-06-30

 当事務所では多数の控訴審の弁護活動をしてきました。一審判決に納得がいかないというご相談もよく寄せられます。
 
 第1審の判決に対して控訴(不服申立て)をすると,高等裁判所で控訴審の審理が行われることになります。
 第1審の判決が控訴審で変更されることは統計としては多くありません。たとえば平成25年度ですと破棄率は約9%です(取り下げを除くと12%)。
 ほとんどの事件は控訴棄却,すなわち第1審判決が維持されているのが現状です。

 控訴審の審理は,第1審とは全く異なります。
 第1審の審理は,裁判官は裁判が始まる前には原則として起訴状しか見ていません。法廷で証人尋問や証拠を調べ,検察官,弁護人の意見を聞いて,有罪か無罪か,量刑をどうするかを判断します。
 それに対して控訴審では,裁判がはじまるときには,第1審で取り調べられた証拠,尋問の記録を読みこんでいます。その上で,控訴した側が提出した控訴趣意書を検討し,第1審判決に誤りがあるかどうかを判断します。そのため,第1審のように一から証拠を調べたりすることはありませんし,新たな証拠を取り調べることもあまりありません。
多くの事件では,第1回で審理を終え次回判決という手続になります。

 従って,控訴審の弁護活動の最も大事な点は,控訴趣意書において第1審判決の問題点を明らかにすることにあります。

 当事務所では控訴審の破棄事例もこれまで扱っております。控訴審の見通しなどお気軽にご相談下さい。
 

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