東京弁護士会の研修講師を担当 裁判員裁判の法廷弁護

2016-06-03

今週,東京弁護士会の法廷弁護技術の研修において,当事務所の藤原大吾弁護士と山本衛弁護士が研修の講師を務めました。
これから新しく裁判員裁判の刑事弁護を担当する弁護士向けの研修で,2日間にわたって行われました。

模擬の事件記録をもとに各受講生の弁護士に,裁判員裁判における法廷の弁護活動を実際に実演して頂きました。
犯人と間違われて逮捕され,裁判員裁判を受けることになってしまったという事件記録で,弁護人として無罪判決を求める事案の記録です。
実際の実演に対して,講師から,法律の素人である一般市民の裁判員に,もっと分かりやすく,説得力のある弁護活動にするためにはどのようにすれば良いかを講評をし,講師による実演例をお見せしました。

実演に対する講評の他,藤原大吾弁護士からは,主尋問についての講義を行いました。
反対尋問は検察官側の証人に対して行うものであるのに対し,主尋問は弁護士側の証人や被告人という立場に立たされた依頼者に対して法廷で証言してもらうものです。
反対尋問とは異なり,主尋問は,事前に証人に対して質問と証言の確認をして準備するのが通常です。しかし,だから簡単だとはいえません。
弁護士の質問と,これに対する証人の答えという言葉のやりとりだけで,どういった状況でどのような出来事があったのか,これを聞く裁判員,裁判官に理解してもらい,さらに弁護側の主張を受け入れてもらえるよう活動しなければなりません。
裁判員,裁判官に分かりやすく,主張を受け入れてもらうような証言になるよう,何を,どのように,どういった順番で聞くべきかなど,裁判員裁判における主尋問の弁護活動について,受講生にお話ししました。

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