検察の特捜部ってどんなところ?

2016-06-06

 特捜部が動き出した-などという報道を目にすることもあると思います。
 検察庁の中には,東京,大阪,名古屋に特別捜査部という部署が設けられています。
 通称特捜部では,政治家の汚職や大型経済犯罪などを独自に捜査します。
 一般的に犯罪については一次的には警察が捜査をし,検察官が起訴するかの処分を決めています。殺人や強盗,窃盗などの通常の犯罪は,警察が犯人を逮捕し取調べたり,現場で試料を採取したり,聞き込みなどをして捜査をします。検察官も取調べたり現場に行ったりすることもありますが基本的には警察に指揮して捜査させています。
 これに対し,特捜部は,自ら情報を得て,検察官が直接犯人を逮捕し,証拠を押収します。
 政治家の汚職や大型経済犯罪となるとマスコミによる注目も高く,特捜部は検察の花形と言われることもあります。

 他方で,特捜部の事件は,複雑な事件であったり,客観的な証拠に乏しく人の供述に頼らざるを得ない面があります。そのような場合,特捜部が強引な取調べをして関係者から犯罪を作り上げていってしまうということが度々起きています。
 記憶に新しいところでは,村木厚子さんの厚生労働省を巡る事件です。この事件では何人もの人がありもしない犯罪を特捜部の取調べで供述させられています。

 また特捜部が一定の政治的意図のもと特定の人物を逮捕することもあ可能なほど強大な権力が集中しており,特捜部を監視・監督する機関の存在が必要なのではないかと思っています。
 本来マスコミがその機能を果たさなければなりませんが,特捜部が扱う事件を報道したいマスコミが特捜部と癒着しなかなか批判できない,という面も少なからずありこの点も問題でしょう。
 
 東京ディフェンダー法律事務所では,特捜部が扱う刑事事件弁護活動も取り扱ってきました。刑事事件でお困りの方はご相談下さい。

 

Copyright(c) 2014 東京ディフェンダー法律事務所 All Rights Reserved.