裁判員裁判のよさ

2015-04-01

 本日,当事務所の弁護士が担当している裁判員裁判の公判審理が終わりました。あとは判決を待つのみです。これまで何件もの裁判員裁判を担当してきましたがどの事件も裁判員裁判はほぼ連日行われ,その期間はその事件に集中します。通常の事件に比べれば負担は大きいですが,その分弁護士としてのやり甲斐があります。
    
    刑事事件であれ民事事件であれ弁護士の通常の業務の仕方は,同時並行的にかなりの数の案件を抱えています。裁判は1ヶ月や2ヶ月に1度開かれ,受任してから終了するまで数ヶ月から数年かかるケースも珍しくありません。裁判員裁判のように一定期間その事件だけに集中するということは少ないのです。
    裁判員裁判を受任したときには,開かれる公判の予定に合わせて,前後の業務を調整して,裁判員裁判の公判に集中します。

裁判員裁判は,通常の刑事事件や民事事件に比べて,法廷という場で行われることが全てです。
一般の市民の方が裁判員に選ばれて判断をしなければいけないので,裁判員が見て聞いたものだけで判断できなければなりません。弁護士に求められる能力は,これまでとは全く別の物になりました。今私たち弁護士は,法廷で求められる技術について研究と実践を重ねている所です。
・ 分かりやすい尋問
・ 説得的な弁論
・ 臨機応変に対応できる柔軟性
・ 裁判員が何を感じているかについての洞察力
    
    またの機会にコラムを書こうと思いますが,これまでの刑事裁判では,検察官が立証に失敗しても裁判所をがそれを助けてきました。弁護人が弁護に失敗しても裁判官がカバーしてくれもしました。    
このような刑事裁判のあり方は当事者の技術の向上を阻んできた側面があります。しかし,裁判員裁判では裁判官がどちらかの肩を持つことは基本的にできません。弁護人の技量が結果に直結する,ある意味であたり前のことが実現しはじめたとも言えます。

今後も当事務所は裁判員裁判を積極的に担っていきます。
 

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