裁判員裁判の傍聴について

2015-01-14

 裁判員裁判は各地の地方裁判所で毎日のように行われています。
 裁判は公開されていますから,誰でもいつでも傍聴が可能です。私たちが裁判員裁判の刑事弁護活動をしている中でも,一般市民の方が傍聴されていることもよくあります。
刑事裁判を市民の方に理解してもらうためにも,より多くの人に傍聴して頂きたいと思っています。
 
 裁判の傍聴は,特に事前の予約等は必要ありません。
 通常どこの裁判所でも,その日に開かれている事件の開廷表を貼りだしていますから,それを見て気になる事件の法廷に入れば見ることができます。途中の入出場も基本的には自由です。

 例外的に,社会の耳目を集める裁判や傍聴希望が多数に及ぶ場合は,抽選となることがあります。その場合には,開廷時刻よりも早い時間に抽選が行われますので注意が必要です。傍聴券となる事件は地方裁判所のHP等で公開されています。
 
 民事裁判は通常は書面のやり取りが多く,法廷を見ても何をしているのかわかりにくい面がありますが,刑事裁判は公開の法廷でやり取りをしますので,傍聴していても分かりやすいと思います。ただ裁判員裁判以外の通常の刑事裁判は,月に1回ほどのペースで開かれているので,その途中だけ見てもわかりにくいかもしれません。裁判員裁判は原則連日行われて一気に終わります(短い事件だと1,2日で審理が終わる事件も珍しくありません)。
 検察官や,弁護士は裁判員である一般市民の方にも分かるように工夫して活動していますので,傍聴しても理解できると思います。

 我が国の刑事裁判には,たくさんの問題があります。取調べの可視化,証拠の開示,人質司法など。改革していかなければならない課題は山積みです。
 また,刑事弁護人の弁護技術についても,裁判員を経験された方からは厳しい意見が出ています。刑事裁判をより良いものとし,刑事弁護人の技術を向上させていくためには,より多くの市民の目に法廷をさらす必要があります。

 是非,裁判員裁判を傍聴して下さい。

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