東京高裁で無罪判決を獲得しました。

2019-09-19

 先日,当事務所の弁護士が担当した事件で,第一審有罪判決を東京高等裁判所が破棄し,被告人に無罪を言い渡しました。
 その後,上告期間の経過により無罪は確定しました。

 事案が特殊であるため事案の中身はここでは触れません。
 本件は,第二審より弁護を担当しました。第一審判決は,争点に関して明らかに不合理な認定をしていました。第一審では検察側の専門家証人と弁護側の専門家証人の意見が鋭く対立しましたが,全く不合理な理由で弁護側の専門家証人の信用性を否定し,検察側の専門家証人の専門的でない部分まで広く採用して有罪判決を書きました。
 控訴審では,判決の論理を分析した上,第一審が採用した専門家証人の意見の不合理性,これを採用した第一審判決の不合理性を詳細に主張しました。そして,新たに第三の専門家に意見を聞き,第一審の弁護側証人が科学的に正しいという意見を述べてもらいました。検察官は,第一審の専門家証人を再度証人申請して対抗しようとしましたが,その内容はやはり不合理な議論に終始するものでした。
 控訴審は,第一審の認定を根本から覆し,弁護側証人の信用性を認めて,被告人に無罪判決を言い渡しました。

 この事件は,本来であれば第一審で無罪にならなければならない事件だったと思います。原審での弁護人の活動もすばらしいものでした。こうした専門的な知見の問題になる事件は,並大抵の弁護士では対応が困難です。刑事弁護,特に否認事件を得意とする弁護士への依頼が強く推奨されます。

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