先日,当事務所に所属している山本弁護士が,窃盗事件で無罪判決を獲得しました。
丁寧に反論して無罪の判断に導く
現在検察官の控訴中ですので,細かい事案等について省略させていただきますが,事件は,窃盗を行ったか否か(事件性)と,窃盗をしたことがはっきりしている同行者との共謀が争点でした。
検察官は,在庫の管理状況や防犯カメラなどを主要な証拠として提出しましたが,弁護人は,それらの証拠に一つ一つ丁寧に反論しました。裁判所は,これらの弁護人の主張を大筋で取り入れ,適切に無罪の判断をしました。
裁判所の判断は,証拠からいえることといえないことをよく考慮し,刑事裁判のルールに忠実に,被告人が犯人でない疑いを示した極めて適切な判断でした。
検察官が控訴中ですが,控訴審においても,引き続き依頼人の無実を訴えるべく最高の弁護活動をしていきたいと思います。