刑事事件における弁護士の役割 宮崎で講演を行いました

昨日、当事務所の坂根真也弁護士が、宮崎にて開催された「刑事弁護人の役割とは何か」と題するシンポジウムに、パネリストとして登壇しました。また、当事務所の山本衛弁護士が、スタッフとして帯同しました。

 刑事弁護人の役割は、古来から、一般の方に理解されにくいものでした。なぜ悪い人の弁護をするのか、という問いは、一般の方が素朴に思いつく基本的な問いです。
 しかし、罪を問われた人は、国家による強大な権力により処罰されようとする弱い立場におかれます。私たち刑事弁護人には、このような方々の主張を代弁する役割をもち、法律の手続の中で罪に問われた方の権利を十分に守る責務があります。
 「刑事弁護人の役割とは何か」「なぜ悪い人の弁護をするのか」という問いに対する答えは、一つではありません。シンポジウムのパネリストの間でも、微妙な違いがありました。しかし、共通していたのは、依頼人の利益を全力で守らなければならないという姿勢でした。
 当事務所も、刑事弁護士として、依頼人の利益を追求することを最も基本的な理念としています。担当した1件1件の事件で、今後も依頼人のために戦います。

 上記シンポジウムは、当事務所の弁護士も中心となって運営している全国の刑事弁護士のネットワーク「刑事弁護フォーラム」と、宮崎県弁護士会が共催したシンポジウムでした。
 宮崎県弁護士会からは、当事務所を3月に退所され、今も当事務所と親交のある前田裕司弁護士がシンポジウムの司会を務めました。
 今後も、日本の刑事弁護をもっとよいものとすべく、全国各地の刑事弁護人と連携を取り、よりよい日本の刑事弁護が実現するように活動を続けていく所存です。

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