この土曜日を利用して、東京第二弁護士会が主催した模擬裁判が行われました。
参加したのはすべて弁護士ですが、検察官役も弁護士が担当しました。裁判長も弁護士が担当し、裁判員4名を法曹関係者でない一般市民に担ってもらい、本番さながらに行いました。当事務所からは、坂根、久保、山本が参加しました。山本は、検察官役として参加しました。弁護人役は第二東京弁護士会の弁護士が担当し、さながら、第二東京弁護士会対東京弁護士会という図式でした。
検察官の役割を担うことは実務においては当然ないので、模擬とはいえ普段とは別の立場で訴訟に参加したことで、大変よい経験になりました。
実際に法廷活動を終えた後、裁判員と裁判員の評議をも観ることができ、自分の法廷活動がどのように裁判員に評価されているのかを見ることができました。裁判員裁判での評議というのは、普段は私たちから絶対に見ることができないので、模擬裁判ならではの貴重な経験をすることができました。
模擬裁判と聞くと実践ではない形式的なものに聞こえますが、実際の裁判と同じか、むしろ実際の裁判では経験できない部分まで経験を積むことができるすばらしい機会でした。
実際の事件の裁判だけではなく、こうした研修の機会などを通じ、日々、自分の法廷弁護技術を高めていくことが、よりよい弁護活動のために有用だと考えています。今後も、こうした機会に積極的に参加していきたいと思います。

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