自動車で人身事故をおこして相手にけがを負わせたにもかかわらず,その場を走り去ってしまった。
こうしたひき逃げが疑われる場合,過失運転致傷罪の他に,負傷者の不救護や事故の不申告等について,道路交通法違反の罪にも問われる可能性があります。
本日はひき逃げを疑われる事件について,当事務所の弁護士が担当して不起訴処分になった事例をご紹介します。
ご本人は,自動車の運転中,人にぶつかって相手にけがをさせてしまったという認識はありませんでした。
このため検察官に対しては,ことさら不救護や不申告の道路交通法違反を行ったわけではないことを主張しました。
他方で,けがを負わせてしまった相手の方との間では被害弁償を行い示談が成立するとともに,嘆願書を作成して頂きました。
検察官に対しては,こうした資料も提出して不起訴処分を求めました。
本件について,ご本人の処分としては不起訴処分となり,刑事罰が科されることは免れました。

東京・中央区にある東京ディフェンダー法律事務所では、刑事事件のご相談を数多くお受けしています。突然の逮捕や捜査で不安を抱える方の力になれるよう、ひとつひとつの事件に丁寧に向き合ってきました。痴漢や万引き、薬物事件から裁判員裁判の対象となる重大な案件まで、幅広いご依頼に対応しており、これまでに多くの不起訴・無罪の結果を導いてきた経験があります。東京を中心に、関東近郊からのご相談にも対応しています。どんな状況でも、まずはお気軽にご相談ください。