裁判員裁判における法廷での服装

裁判員裁判は,一般の市民の方6名が,裁判官3人とともに,法廷での証拠を見たり証言を聞き,有罪無罪の判断や,有罪の場合にどのような重さの刑を科すかを判断します。
被告人として裁判員裁判を受けることになった場合,どういった服装をするかといった身なりも重要です。

一般の市民の裁判員は,犯罪や逮捕といったことからは無縁の生活を送っているのが大半だといえます。
刑事裁判を受けている被告人は自分とは住んでいる世界が違う,ともすれば裁判員にそういった悪い意味での先入観をもたれてしまう危険があるといえます。
そして,そうした先入観をもたれてしまったら,証拠や証言などを不利に解釈されてしまう危険があります。
また,事件に至る経緯や動機,事情などにも共感を持ってもらえない危険があります。
そして,被告人の方が,法廷で詳しく事件のことなど話しをする被告人質問は,ほとんどが裁判の最後になります。
直接ご本人の話を聞いてもらって,先入観を払拭するというのでは手遅れになってしまいます。

一般市民の裁判員に,自分たちと同じ社会の一員である,そのように先入観なく思ってもらうためにも,裁判員の法廷ではスーツを着用して出廷するといった身なりもとても重要です。

 

 

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