7月25日、26日の2日間にわたって東京三弁護士会主催の模擬評議がありました。
東京地方裁判所や東京地方検察庁、一般の方(裁判員役)の協力を得て、実際の裁判さながらに裁判を実施し、その評議の様子をライブ中継で見る、という企画です。
私達は実際の裁判員裁判の評議は見ることができません。
それゆえ、どのような事情がどのような議論を経て結論に至っているのかを知る手がかりがほとんどありません。
そこで、模擬評議を実施し、評議の過程を見ることで、裁判員や裁判官の関心事を知り、より弁護活動の質を向上させることを目的として始まったのが、この研修です。
土日の2日間を使う企画であるにもかかわらず、百数十名にものぼる弁護士、裁判官、検察官、学者の皆様が傍聴にいらっしゃっていました。
その中で、弁護士会からの依頼により、模擬裁判の主任検察官役は当事務所の坂根真也、弁護人役は久保有希子が務めさせていただきました。
実施後の出席者の皆様へのアンケートでは、幸い両者の活動に対し、高い評価をいただいておりました。
また、私共としても、評議の内容を傍聴し、改めて様々なことを学ぶことができました。
今後も当事務所は、自身の研鑽に努めると共に、弁護士会の研修講師や当事務所主催のゼミ等を通じ、刑事弁護全体の質の向上に努めていきたいと思います。
裁判員裁判の対象事件で逮捕されそうな方やそのご家族、また、裁判員裁判対象事件を受任した弁護士の皆様、どうぞ当事務所までご相談下さい。