当事務所の坂根が理事を務める東京法廷技術アカデミーで,2日間の専門家尋問の実践型研修が開かれ,講師を務めてきました。
東京法廷技術アカデミー
東京法廷技術アカデミーは,
http://www.trialadvocacy.jp/
法廷技術を弁護士に教えることを目的として設立された社団法人です。
今回は,責任能力が争われた事件を素材に,精神科医に対する主尋問,反対尋問を実践する研修でした。
責任能力を争う事件
責任能力が争われる事件では,精神の障がい(統合失調症など)の影響で事件を起こしてしまった場合に,心神喪失や心神耗弱により無罪あるいは刑が減軽となる場合があります。
精神科医が,被疑者や被告人の精神鑑定をして,病気の有無や事件に与えた影響などを調査します。
法廷では精神科医に対して,精神医学の素人ともいうべき弁護士が尋問しなければなりません。
精神科医に限らず専門家証人に対する尋問は,通常の被害者や目撃者,共犯者などの証人尋問とは違った技術が要求されます。
今回は各地から13名もの弁護士が参加し,2日間に渡り実践的な尋問を繰り返し行いました。
自らの技術を向上させたいと思い参加してくれた弁護士とともに学ことはとても有意義なものです。

東京・中央区にある東京ディフェンダー法律事務所では、刑事事件のご相談を数多くお受けしています。突然の逮捕や捜査で不安を抱える方の力になれるよう、ひとつひとつの事件に丁寧に向き合ってきました。痴漢や万引き、薬物事件から裁判員裁判の対象となる重大な案件まで、幅広いご依頼に対応しており、これまでに多くの不起訴・無罪の結果を導いてきた経験があります。東京を中心に、関東近郊からのご相談にも対応しています。どんな状況でも、まずはお気軽にご相談ください。