準強姦罪での無罪事例のご紹介

 先日、当事務所の山本衛弁護士が担当していた準強姦事件で、無罪判決を獲得しました。
 事案は、酔って抵抗できない状態になっている女性を姦淫したと疑われた事件でした。依頼人は、一貫して、自分は絶対にやっていない、絶対に犯人ではないと主張していました。
 法廷では、被害者とされている女性の証人尋問や、同じ時間に近くにいた男性数名の証人尋問がなされました。女性の証人尋問では、女性が犯人を被告人と判断した根拠が危ういものであることを明らかにし、他の男性数名の証人尋問では、真犯人がそれら男性のうちの1名であるのではないかという疑いがあることを明らかにしました。
 総じて、当初からきちんと弁護戦略を具体的に練り、細かな部分まで弁護団で議論し、「真実は何があったのか」「被害者とされている女性が犯人を被告人であると勘違いしているのはなぜなのか」を突き詰めたことが大きく影響し、無罪判決を獲得できたと考えています。
 当事務所は、無罪を主張する事件の弁護に特に力を入れています。日ごろから鍛えた弁護技術が実を結び、依頼人が解放されるのは大きな喜びです。

 
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