ケースセオリーと反対尋問の研修

 先日,坂根真也弁護士が千葉県弁護士会と刑事弁護フォーラムの共催で,千葉県弁護士会で研修を行いました。

研修内容の報告  

 千葉県弁護士会の菅野亮弁護士とともに講師を務めました。

 痴漢事件を題材に,弁護戦略をどのように立てるか(事件の勝つべき理由をケースセオリーといいます),立てた戦略を元に,どのような反対尋問を行うかの研修です。
 事件の見立てなどは,生の事件でないとなかなか若手に教えることが難しく,これまでは研修などで行うことにも限界がありました。
 
 反対尋問などの法廷技術の研修は各地で行われていますが,大事なことは事件ごとの中身です。
 それを研修で教えようという試みで,模擬事件を題材に,どこを争うか,どのように争うかなどを具体的にゼミ形式,実演形式で研修しました。
 
 当日は,40名ほどの弁護士が集まりとても有意義な研修ができたと思います。

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