昨日は,刑事弁護フォーラムが主宰する例会に参加してきました(坂根)。
刑事弁護フォーラムは,刑事弁護に関する実務的な意見交換,各種研修,会員専用のデータベース等の提供を行う団体で,全国で4000人もの弁護士が加入しています。
例会は年2回行われる講演会や研修です。
6月25日に行われた例会は,東京地方裁判所の刑事部部総括の永渕健一裁判官による,裁判官から見た弁護活動という講演でした。
裁判員裁判を中心に,裁判官としての日々の活動,弁護活動のあり方,評議等における裁判員の反応など,弁護士だけの研修では得られない貴重な話しを聞くことができました。
特に印象に残ったのは,裁判員裁判の法廷で目指されている,見て聞いて分かる審理を,本来であれば非対象事件でも実現していきたいという話しでした。
裁判員の法廷と非裁判員の法廷とでダブルスタンダードはあるべき姿ではない,という考えは,弁護人としても同じ意見であり,刑事公判は,調書主義・書面主義から脱却し,法廷での証拠調べで心証を取る集中証拠調べを行い,当事者主義を徹底することを目指していきたいと思います。

東京・中央区にある東京ディフェンダー法律事務所では、刑事事件のご相談を数多くお受けしています。突然の逮捕や捜査で不安を抱える方の力になれるよう、ひとつひとつの事件に丁寧に向き合ってきました。痴漢や万引き、薬物事件から裁判員裁判の対象となる重大な案件まで、幅広いご依頼に対応しており、これまでに多くの不起訴・無罪の結果を導いてきた経験があります。東京を中心に、関東近郊からのご相談にも対応しています。どんな状況でも、まずはお気軽にご相談ください。