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刑事裁判における自白の補強法則

2020-11-12

刑事裁判において,自白が自己に不利な唯一の証拠である場合には,有罪とされないとされています(刑事訴訟法319条2項)。
自白の補強法則といわれるルールです。
自白は犯罪事実について自分の刑事責任を認める供述です。
自白の補強法則は,こうした自白が証拠として重視されるあまり,取調べで自白が強要され,裁判で無実の罪で間違って有罪とされないようにするためのルールといえます。 (さらに…)

公判期日の変更はできるか

2020-11-09

 刑事事件公判期日は,第1回公判は私選弁護人が選任されている場合を除いて,裁判所が指定してくることが通常で,第2回以降は弁護人(在宅であれば被告人も)の都合を確認して指定されることになります。 (さらに…)

「闇バイト」と刑事事件

2020-11-04

「闇バイト」「裏バイト」と刑事事件

最近Twitter等のSNSが普及し、特に若年層の多くが日常的にSNSに投稿し、また他人の投稿を目にしています。 (さらに…)

捜査段階の証拠把握

2020-10-31

起訴されて刑事裁判を受けることになる前の捜査段階において,警察,検察が集めた証拠を見たり,写しを入手したりする証拠開示の制度はありません。
取調べを受けて自身が署名押印して作成した供述調書であっても,捜査段階においては作成後にあらためて内容を見せてもらって確認したりはできません。 (さらに…)

私選弁護人と国選弁護人の併存

2020-10-30

 刑事裁判において,被告人はいつでも私選弁護人を雇って選任することができます。 (さらに…)

札幌 法廷技術研修講師

2020-10-26

赤木竜太郎弁護士が,10月16日から18日にかけて札幌で実施された,法廷技術研修の講師をつとめました。

日弁連が主催する弁護士向けの研修です。例年は東京で実施していた本研修ですが,今年度は札幌での開催となり,北海道の弁護士達が受講生として参加しました。

3日間にわたり,模擬の記録に基づいて,法廷での立ち居振る舞いや尋問技術,弁論の技術を,実演を繰り返して学ぶという内容です。講師にとっても,自身の技術を見つめなおし,ブラッシュアップする良い機会となりました。

執行猶予判決で言い渡される刑期

2020-10-24

懲役刑に執行猶予が付されるのは,刑期の年数が懲役3年以下のものです。
懲役3年を超える刑に執行猶予が付すということは,法律上認められていません。
また執行猶予の期間は最大5年です。 (さらに…)

愛知刑事弁護塾での講演

2020-10-23

 10月22日に,当事務所の坂根が,愛知刑事弁護塾での講演を依頼されて刑事弁護についての話しをしてきました。 (さらに…)

勾留質問において何が行われるか

2020-10-21

勾留質問とは

逮捕に引き続いて,勾留という最大20日間の身体拘束を受ける可能性があります。
逮捕の後,勾留は,検察官が請求し,裁判所が勾留を認めるかどうかを判断します。
裁判所は,勾留を認めるかどうかを判断するにあたって,逮捕された被疑者に対して勾留質問を行います。 (さらに…)

【書籍】「季刊刑事弁護104号」に論文掲載

2020-10-18

2020年10月20日発売予定の「季刊刑事弁護104号」に久保有希子弁護士が執筆した「第1審の自白の信用性判断の手法を批判した事例」と題する論文が掲載されます。 (さらに…)

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